九条の碑を建てよう! 市民のみなさんへ

『人は感動したとき、自分の心に留めるだけでなく、表現し世に広めたいと考える。消されようとするなら永遠に残るように石に刻もうと燃える。日本国憲法9条の記念碑はそのような存在だ。 伊藤 千尋 』 

 

室蘭は先の大戦で、米軍による空襲や艦砲射撃で多くの人々が犠牲になりました。その中には朝鮮から連れてこられ、軍需工場で働かされていた少年たちも含まれていました。 

 

 当時の室蘭は、戦争による被害と加害が交錯している街だったのです。日本国憲法九条の「戦争放棄」とは、まさに「戦争によって被害者も加害者も生み出さない」ことを意味しています。 

 

戦後76年間、自衛隊は海外で人をひとりも殺していません。それはこの平和憲法があったからに他なりません。 

 

 しかし、私たち国民が必死で守り抜いてきた憲法がいま揺らいでいます。特に2015年「安保法制」の成立を許してしまったことで自衛隊は戦争のために海外へ行けるようになってしまいました。 

 

 「九条は世界の宝」と国際的にも高く評価される憲法ですが、これを言葉だけでなく実のあるものにしなければ「平和力」は次第に失われて行くでしょう。 

 

 “誇りある憲法九条をもっと身近に引き寄せ私たちの暮らしの中に活かそうではないか” 

 

九条の碑世話人会はこのような思いから出発しました。 

 

 「平和で幸せな未来を子どもたちに引きつぐことは戦争で多くの大切な命を失った室蘭市民のつとめです」これは1999年公布の室蘭平和都市宣言にある一文です。 

 

 「九条の碑」を子どもたちへの「希望のおくりもの」にしませんか?